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健忘症候群

2012.11.04(16:12)

しかし まぁ 何やねぇ~


昔から、よく忘れ物をする子供だったようで、しょっちゅう家族の誰かが何かしらの

忘れ物を届けてくれた。

宿題などは意図的に忘れたことにしておく事もあったろうが、全く意識のないままに

忘れていたようだ。

忘れ物をしないように、持参するものをメモにする方法も幾度となく試したが、

そのメモを忘れるという有様だった。

家族は一言で「落ち着きのない子」と称したのだが、事実今でもその通りだ。


しかし、この歳になる「忘れる」はどうも子供の時のそれとは質や内容において

異質のものに思われる。

もっとも端から覚える気のない事も多いのだが、日常の反復する条件反射すら

パブロフ化しなくなる事もしばしばで、当該ブログにしても下書き保存を忘れ

文章途中で公開してしまったり、今回「燻製一番勝負」においてクライマックス

となる肝心な鹿肉燻製工程の映像が、カメラにSDチップを入れ忘れ、記録されな

かったとか、なんとも不甲斐ない次第なのだ。


当然の事、加齢と共にデーターベースからの検索機能も低下し

「えぇ~っと…あれ、あれ…なんやった?あれやんか…」

てな会話は日常茶飯事になっているのだが、反射的に行う所作に至っても出来ていない

という事は、戦場で弾薬を打ち尽くした後に新たな弾薬の装填を忘れ敵陣に飛び込むような

もので、家元などとっくの昔にハチの巣状態になっているはずだ。


よくもまぁ、たったそれだけの事でハチの巣まで行くか?と自分でも感心してしまうのだが

風が吹いたら桶屋が儲かるの如く、思考的にバタフライ効果好きなので、ネガティブに

モノを考える時など、最終結論は決まって「生まれて来ん方がよっかた」まで到達する。

これは、相手の将棋の駒の動きを予測して、何手先までを読み取るかと言う、言わば

思考ゲームで実際には自殺用の道具など用意したことがない事は付け加えておく。



さて、長い前振りになったが「燻製」の事について触れてみよう。

「燻製」なる調理方法が始まったのは、石器時代と考えられている。

ちょうど人間が「火」を獲得した頃に偶然出来上がったものとされている。

そのころは狩猟採取しか、食料の獲得方法がなく獲れた獲物は生か火で焼いて食べ

残りを天日で乾燥させ「干し肉」として保存していたが、たまたま焚火の煙で燻された

肉は害虫にも強く、天日の肉より保存性にも優れ、何よりも美味しかったに違いない。


さらにローマ時代になると塩の防腐作用が発見され、国中に塩漬けされた魚や肉が

流通しだし、燻煙と合体し現在の保存調理方法として定着する事になった。

その後、幾多の香辛料の発見により純粋な保存食と言う領域から離れ、芳香な香りと

独特の風味を楽しむレシピが画一されることになる。


電子レンジやレトルト食品の時代に、かくも長時間を要する調理方法はない。

何せ面倒なのだが、立ち上る煙とその臭いには人間の中に潜む潜在的な回帰性を

呼び起こし、底知れぬ懐かしさと安心感をもたらせてくれる。

体の中に人類創生より連綿と続くDNAの記憶が心地よいと感じているに違いない。

ひょんな事から、久しぶりに燻製を作ったがやはり面白い。

もはや勝負などと言う低次元の下世話な事はどうでもよくなった。

燻製は「道」に通じる世界観がある。

「燻煙道は礼に始まり礼に終わる」


約1週間かかった神獣「鹿肉の燻製」

12-11-4.jpg

これを1日空気にさらし、荒い煙の臭いを取りマイルドにすれば完成!


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