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軽諾寡信

2012.11.09(14:16)

しかし まぁ 何やねぇ~


人間にはそれぞれウィークポイントというものがある。

ある事に関してはきっぱりと白黒を付けれるのだが、ある事には優柔不断になってしまったり

はっきりと断れる事と、どうも断りきれない事があるようだ。

家元もご多分に漏れず断れる事とそうでない事の差が激しい。周りの人間には合理的な考えを持つ人と

して映っているようだが、中々それが全てには行き渡らない事で、しばしば人様にご迷惑をかけたり

自己嫌悪の状態に陥る。


何がそのウィークポイントかと言えば、制作依頼の安請け合いだ。

どんなモノでも二つ返事で引き受けてしまうのだが、その直後から後悔が始まる。

友人の北新地某有名バーから引き受けた角瓶の絵なんか依頼されてから、かれこれ10年にはなるが

未だに何もしていない。相手もすでに忘れていると思っていても、飲みに行くたびに催促されるので

自然と足が遠退く次第だ。こんな事は氷山の一角で、どこで何を頼まれたのかすら忘れている事もあり

陰では「ヤルヤル詐欺師」と呼ばれているらしい。もっとも納期のある依頼はきっぱり出来ないと

断る。必ず出来ないことを知っているからで、時間のある時にでもお願いしますと言うフレーズが

どうも秘孔を付くらしく、特に時間のある時にでもの「でも」が曲者で何となくおおらかな時間の

流れを想像してしまい、気付けばうっかりと引き受けてしまっている。



ところがである。まったく妙なものを引き受けてしまった。

「おでんの鍋」・・・

12-11-09-1.jpg

特に正式に頼まれた訳ではない。しかし引き受けなければならない場の空気というものもあり、まして

依頼者が姉弟分の盃を受けてしまった姐さんともなれば、舎弟の分際ではとても逆らえない。

実にこの姐さんは北新地では泣く子も黙るバーを経営されている。

どうもその店でこの冬の料理におでんを提供したいが、シャンパンがメインのバーだけにいかにも

和チックな器具では不釣り合いなので何とかしたいと、優しい口調ではあるが射るような眼光で

家元を見据えるのだ。


この場合、相手を刺激せずうまく和平を保てる手段として取れるべき対応は3つしかない。

① 聞こえないふりをする~ しかし何回も言われてしまっては逆効果。

② 考えとくわ~ 大阪特有の断り文句だが、姐さんには通用しない。

③ 自らヤルと申し出る~どう考えても、ここに追い込まれる。


どちらかと言えば、自業自得なのかも知れないが、かくして前代未聞の依頼を自ら引き受ける

結果になってしまった。


はたして、このおでん鍋をいかに料理するか?

デザインの領域で切るのか、アートの世界で表現するのか、難しいところだ。

おでんである限り季節商品なのだから、もっとも苦手とする時間に制約のある仕事となる。

とりあえず、来週中にはと苦し紛れで言ってはみたものの、さあどうしたものか?

そもそも、シャンパンバーでおでんと言う取り合わせもいかがなものかと思うのだが

何せ、泣く子と姐さんには敵わない。


色々とアイディアをスケッチしたり、イラストレーターでデザインを組んではみたものの、どれも

いまいちパッとしない…このままでは、いつもの迷宮に迷い込んでしまうと頭を抱えていた時

何気なく新聞の折り込みチラシに目を奪われた。

  「よし。これで行こう!」

方向さえ決まれば、こっちのもの。後は材料を調達すれば仕事の八割は出来たようなものである。

姐さん。ご安心を、おでんの季節には間に合いまする~



オマケ…

ミーシャも安心でんな~

12-11-08-1.jpg

12-11-08-2.jpg


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